あ・え・て・ので議会で暴れてみました。 えっ?ご心配なく。椅子を持ち上げて投げつけるといったような「かの国」の議場みたいな話ではありません。あくまでも、眠~くなりそうな議会を活性化するために「品がよろしくない刺激的な言葉」をあ・え・て・ので選び、あ・え・て・ので音量ボリュームをあげてお話したという顛末です。
以前、長谷川豊さんがご講演でこんなことをおっしゃっていました。
「私は、あえて刺激的な言葉を選んで、皆様のアタマにするこむように工夫して話すようにしています」という趣旨でした。あんまり刺激的過ぎて、最近は既成メディアからご無沙汰になってしまった長谷川さんですが、私の「言葉の師匠」と勝手に呼んで拝ませていただいております。
一方、テレビでは普通なんですが、ラジオをお聞きしていて、ちょっとズルイなぁ、と思うのは、個人的にもお世話になっています辛坊治郎さん。
「私は言っていないですよ。あくまでもAさんが言っているんですよ!この方は×◎※▲でどうしようもないですねぇ」とボロクソにこき下ろします。人の言葉にかこつけて、本質的なことを悪口で分かりやすく言う・・・・おっと、私もよくやる手です。
アメリカの新大統領はユニークです。
選ぶ言葉も、短絡的過ぎて、就任演説の英文を見ても、これなら日本の中学生でも覚えられそうな簡単な言葉が並びます。韻を踏んだスピーチは常とう手段ですが、まともに聞いていると、おいおいアメリカって相当ひどい国だなぁ・・と思えてくるから不思議です。
反対に前大統領もスピーチだけはジェントルマンです。高尚な言葉を選んで、まあ品性豊かで知性溢れるイメージで思わず酔ってしまいそうですが、結局は何にもできなかったのであれば「Yes, We Can NOT」と最後だけは正直に謝ってほしかったです。
かように、その人が選ぶ言葉遣いとか、チョイスするワードとか、その人の戦略性が表れます。私の場合、議会という「ムラ社会」に決して染まらないと宣言して、有権者の方に選ばれたわけですから、そのセンは崩すわけにはいきません。そして、あえての言葉を使うことで、議会の中に波紋を呼び起こしたいという思惑もあります。何せ、相手は300年の泰平の世の中を謳歌してきた先輩議員諸氏が座っているわけです。普通の言葉を発言していても、彼らの脳ミソの中にある海馬に記憶を刷り込むことにはならない。あえての悪役をかって出ているわけです。
ただし、いつまでもそんな「品性卑しい議事進行」ばかりやっていてもアホ丸出しですから、中長期的なゴールイメージの中で、何を得るべきかを考えなければやっていられません。すべては狛江市議会が市民の方に身近になっていただくための過渡期としての中期プランでもあります。
そういう意味では、私の場合、1期目3年目の進行としては、「長谷川方式」から「辛坊方式」に切り替えようと思います。間違っても、新大統領のように中身のない話や、前大統領のようにカッコつけた話だけはしないよう、肝に銘じています。
さぁ、明日は常任委員会。どうしようかなぁ・・・。
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